はじめまして。イバラユーギと申します。
「マーダーミステリー」と呼ばれる、とても面白いゲームを作ったり遊んだりしています。
今回のテーマは、
【2024年、終わるってよ】
……なんか、2024年、終わるっぽいです。
そんな訳で、イバラユーギの1年間を振り返らせて下さい!!
今年は、良いこともあれば、悪いこともありました。
まずは、悪いことを消化して忘年しましょう!
なんと!悪いことは二回ありました!!!
一つ目、
物語に浸るカフェというカフェを大阪で作っていたのですが、まんまと騙されました。(詳しくは記事を見てね!)
ただ、半年以上遅れたけど、とても素晴らしいお店をオープンできたので……。
結果オーライ!!!
工事業者に任せるよりも、自分たちで創った方が良いものになったってポジティブに考えています。
物語に浸るカフェ、良き場所なので大阪に寄った際は是非是非。
二つ目、
シナリオ流用された
この話は、ほぼ何も出来ないので、悲しみだけを伝えさせてください。
(全ての情報が包み隠された状態で書くしかないので許してね)
1年前に「とある凄い大きな組織」からマーダーミステリー制作の依頼が来て、シナリオを書きました。
オープニングからエンディングまでの全ての流れとか。推理導線とか、その他もろもろ、ほぼほぼ完成状態まで書きました。
ただ、とある大きな組織から「今期の企画に間に合わなかったのでなしになりました。来年以降もしかしたら再開するかもしれません」と連絡がありました。
ここまでは仕方ないことです。せっかく書いたものが無しになってしまったことは、とても残念ですが、そんなこともあるよなーと諦めていました。
ただ……、今年に入って、
そのマーダーミステリーが開催されることが発表されました。
あらすじを何回読み返しても、僕が書いた文章です。
何が起きたのかと驚いたので、もちろん問い合わせました。1年前の担当者はふたりいたので、それぞれに電話しました。
問い合わせ結果は「ふたりとも辞めました」との回答です。
じゃあ、新しいイベント管理してる人に繋げて欲しいと連絡しましたが、結局現在まで正式な連絡は返ってきていません。
その場の簡単な回答として「イベント責任者のふたりが辞めて、別の責任者に変わったので内容はまったく違うものになった」と伝えられました。
確かに、内容は見えないので分かりません。変わっているかは知る由もない。
でも……発表したあらすじの文章は、どう見てもイバラユーギが書いたプロットと同じなんだけど……。
これは本当に僕の悪いところで、すべてにおいて「まずは、信じる」をベースに生きています。
プラス「とある凄い大きな組織」の大きさが想像を絶する大きさなので、さすがに大丈夫だろうと思っていました。
なので、契約書的には「シナリオの全権利、とある凄い大きな組織にある」といった内容なので、法的に僕が文句を言う権利は一切持っていません。
なので、詳しい内容は書くことは出来ませんし、どうこうするつもりもないんですが……。
んー、悲しいな。
って気持ちです。
もしシナリオの内容が変わるにせよ「担当者が変わって、前のプロットはボツになりました!」って一回連絡をくれたら、それだけで良かったんですけどね。
会場にも下見に行って、通訳を通しながら僕がプレゼンして、かなりキツキツの納期でオープニングからエンディングまで書き上げたのに。
まあ、内容はまったく違うものになっていると言われたので、そのイベントに遊びに行こうとは思っています。あらすじはまったく一緒だったけどな!!!!
はい、ここまで悪い出来事でした。
悪い話終わり!!!
ここからは、ハッピータイム!!!
イバラユーギ、2024年もたくさんのマーダーミステリーを制作しました!

順番に、思い出して行きましょう。
大阪で毎年行われているマーダーミステリーの即売会が、体験型イベントに進化しました。
マダマーケットという即売会は、数年前からやっていたんですが、今年初めて「事件収集市」といった体験型イベントになりました。
このイベントは、イバラユーギのやりたかったことの答えのひとつ、に近いイベントだと思っています。
まるでオープンワールドのゲームをしているような、会場を自由に歩き、好きなことをして過ごす。
ミッションをたくさんこなす人もいれば、欲しいものを買い集める人もいたり、逆に売る人もいる。ロールプレイしながらわちゃわちゃと遊んでいる人もいれば、ゆっくりと椅子に座りながら景色を眺める人もいるし、人助けばかりしている人もいる。
ひとつの街がそこにあるような、それぞれ色んな楽しみ方をしている人がいるのに、最終的には同じ方向を見て笑っている。
そんな素敵な空間です。来年もやるので、よろしくね。
ナナイロの迷宮シリーズは、最後までの大枠のプロットは出来ているのですが、何年もかけてゆっくりと制作しようと考えています。
季節のマーダーミステリーシリーズは、1年間に4シナリオ制作するというハードスケジュールで創ったのですが、
時間と言う概念において、「早いからこその良さ」と「遅いからこその良さ」ってものがあると思っていて、早いからこその良さはシンプルに、駆け抜けれることです。いま、この瞬間を一緒に駆け抜けた気持ちよさ、みたいな。爽快感。
逆に遅いからこその良さは、振り返れることです。何年もの時間が経ったからこそ味わえる感情ってのがあると考えています。
来年も1つか2つリリースするので、ゆっくりとお付き合いいただければ嬉しいです。
アニクシィ、カノケリ、シノポロ、キモナス。
4つすべてを遊んだ人しか遊べないって言う……
「え?売る気ある?」と聞かれそうなとんでもないハードルのシナリオをリリースしました。
「これを創りたかった!」のために、売上度外視で制作しました。
だって、今までの登場人物全員集合するの激熱でしょ??
ニィホンを遊んだってポストを見るたびに、感謝で頭が上がりません。
ありがとうありがとう……!!
NAGAKUTSU4周年記念イベント。
375人でマーダーミステリーをしました!
周年記念イベントも、僕のやりたい大好きなイベントのひとつです。
「人が楽しく遊んでいるのを眺める」ってことが昔から好きで、その最高峰が周年イベントなのです。
イベントとしては、こんな楽しいイベント他にないだろ!?って胸張って言えるくらいの面白イベントを提供しているので、来年も来てね!!
ココフォリアさんからの依頼で制作したオンライン用シナリオ。
協力型のシナリオなので、仲良く遊んでやってください!!
このシナリオで、久々にGMをいっぱいしました。GMってとても難しい……。
ココフォリア盤面超綺麗で、テンション爆上がりします。
PARCOさんとフロンティアワークスさんからの依頼で制作させて貰ったシナリオ。
池袋アニメイトシアターでイベントしました!
池袋PARCOにでかでかと名前のせてもらったり、心斎橋の駅前に名前のせてもらったり、と大感謝。
悪い話に書いたこととは逆に、PARCOさんもフロンティアワークスさんも、いつもクリエイターの名前をちゃんと大きく出してくれるので(むしろ大きすぎてびっくりするくらい)、とても感謝しております。
■ふたりで紅茶と名推理を
物語に浸るカフェで遊べるアフタヌーンティーシナリオ。
パティシエが手作りのお菓子とGMをしてくれます。
お菓子めちゃうまなのでおすすめ。優雅な時間を過ごせますわよ。
イバラユーギ×ひろゆ~プロジェクトの新作。
イバひろとしては6つ目のシナリオです。
配信もとても面白かったので、見てね!
イバひろは来年もたくさん活動するのでわくわく。
フロンティアワークスさんと制作したシナリオ。
舞台で遊んで貰うために創ったので、遊ぶ時もそれっぽく遊んで貰えたら嬉しいです。
オンラインでもオフラインでも遊べるので、ぜひぜひ。
キャラクターメイキングして遊ぶっていう、ちょっと変わったシナリオです。
ゲーム好きにおすすめ!
【まとめ】
2024年、悪いこともあれば良いこともありました。
まずは信じる、ってベースで生きているので、そのせいで失敗することもあれば、そのおかげで成功することもあります。
でも、結局は色々な人に支えられ制作をつづけられているので、プラスマイナスでいうと……
大幅プラス!!
イバラユーギは、マーダーミステリー制作でご飯を食べているので、
おそらく「商業作家」という括りになるのでしょう。
お金儲けのために創作する、って言うとちょっと聞こえが悪そうですが、
個人的には、これが自分の性格ととてもあっていて、
例えば、
①BOOTHで個人制作して100万円の売上をあげる!
②店舗にライセンス作品を卸して100万円売り上げる!
このふたつって僕の収入としてはまったく同じなんですが、後者の方がテンションがあがる性格なんですよね。
というのも、②はそこに「雇用」があるから。
店舗にお金が入ったり、GMさんにお金が入ったり、事務員さんにお金が入ったり、ほんの僅かでも誰かの生活に貢献できるってのが、とても嬉しいタイプの人間なのです。
①ももちろんBOOTHに手数料を払っているので、その先にBOOTHで働く人がいるんでしょうが、②の方が見えやすいのでテンションが上がりがちです。
今年はPARCOさんとかフロンティアワークスさんとかと仕事をさせて貰って、
たくさんの人が関わっているのを見て、わくわくしていました。
僕ひとりで出来ることは「マーダーミステリーのシナリオを制作する」ことだけですが、
イラストレーターやデザイナー、動画制作、大道具や小道具を手伝ってくれる制作する仲間がいて、
シナリオをまわしてくれるGMがいて、シナリオを遊んでくれるプレイヤーがいて、
その先に店舗やスタッフ、事務員や裏方、他にもたくさんの人がいて。
僕の創ったものが、ちょっとでも誰かのためになっていたら、今日の晩御飯は最高に美味しい!
そんな日々を、来年も送れますように。
今年も1年間ありがとうございました。
2025年もよろしくおねがいします!
イバラユーギ