【ホール型マーダーミステリー】

はじめまして。イバラユーギと申します。

「マーダーミステリー」と呼ばれる、とても面白いゲームを作ったり遊んだりしています。宜しくお願い致します。

「無料マーダーミステリー」一覧

今回のテーマは、ホール型マーダーミステリー。とか。

イバラユーギは、色々な種類のマーダーミステリーを創っているのですが、それぞれのメリットデメリットとかをまとめたりします。

◆オンラインマーダーミステリー(HP公開)

≪作品≫感染拡大!マーダーミステリー!、幻想のマリス……など。

・メリット:たくさんの人が遊んでくれる。

とにかくたくさんの人たちが遊びに来てくれます。イバラユーギのHPを例に出すと、毎月5000人~8000人程、新規ユーザーが遊びに来ます。

・デメリット:遊んでくれた人の顔が見えない。

この顔が見えないという言葉は、本当に顔が見えないって話では無く、数が多くアンケートなどもとれないので、どんな人が遊んでくれてどのような感想を抱いたかのデータが回収しにくい、という意味です。

【HP公開のオンラインマーダーミステリー総括】

HPに公開しているマーダーミステリーは、とにかくたくさんの人に遊んで貰えています。しかし、作者が誰なのか?とかが他と比べて意識され辛いです。ですので、HP公開のマーダーミステリーは、作者の顔が見えるようにすると良いですね。例えば、イバラユーギをキャラクターとして出してしまうとか。

◆オンラインマーダーミステリー(BOOTHなどでデータ販売)

≪作品≫箱庭の観測者様へ……など。

メリット:クリエイター側の収益までの道筋が分かりやすく、誰でも簡単に販売できる。すべてをひとりで完結できるので、個人製作にも最適。

BOOTHにデータをアップロードするだけで販売できるのでとてもお手軽。誰でも簡単に出来るのも良い。

デメリット:マーダーミステリーのシナリオが増えるにつれ、埋もれやすくなる。データ販売なので、一回買えば同じデータで何回でも遊べる。流出したら怖いね。

マーダーミステリーのシナリオ数も増え、しっかり宣伝しなければ遊んで貰いにくくなりました。

【データ販売のオンラインマーダーミステリー総括】

収益を得やすい。クリエイターにお金が入ることで、マーダーミステリーで稼いだお金でもっと良いマーダーミステリーを創る最強のサイクルへ。しかし、1年前と比べ販売しているマーダーミステリーが急増したので、埋もれやすくなっています。

◆オンラインマーダーミステリー(アプリ)

≪作品≫感染拡大!ソーシャルゲーム!、感染拡大!プリズンブレイク!、天使と化物たち……など。

メリット:データ販売と違い、流出の心配が少ない。アプリでしか遊ばない層のプレイヤーにも知って貰える。

アプリとデータどっちのほうが人が多いのか?を1年前に調べたのですが、その頃はまったく一緒でした。しかし、時が経ち今ではアプリでしか遊ばないプレイヤーもいるくらいに普及してきています。

デメリット:そもそもまだアプリがあまり普及していない。

【アプリのオンラインマーダーミステリー総括】

データ販売より安心(個人的感覚)。デメリットの普及面も、凄い勢いでプレイヤーが増えて来ていて、これからどんどん解消されていくのは目に見えているので、アプリは熱いです。

◆オンラインマーダーミステリー(有償公演)

≪作品≫現実からの救済。

・メリット:GMにも製作者にもお金がしっかり払える。プレイヤーのモチベーションも高く、満足度があがりやすい。

GMと製作者にお金が払えて、それが目に見えるのが一番良いところですね。

・デメリット:通信環境など不安定な要素が多い。

【有償公演のオンラインマーダーミステリー総括】

コロナ渦で現れたオンライン有償公演。お手軽に店舗公演に参加できる面がメリットですが、同じお金を払っているのに通信環境など努力では補えない部分で満足度が下がる可能性があったりします。あと、他のオンラインとの差別化が難しく「今から創るシナリオがどうして有償公演なのか?」に答えを出すのが大変ですね。

◆オフラインマーダーミステリー(パッケージ販売)

≪作品≫死者の供述、星空のマリス……など。

メリット:実物があるとテンションあがる。

あがる。

デメリット:創るのにとてもお金がかかるし、売るのも大変。

大変。

【パッケージ販売のオフラインマーダーミステリー総括】

パッケージ最高!実物大好き!しかし、手間がとてもかかります。データ販売と違って在庫のリスクもあるので、パッケージは大変。でも、並べると気持ちいいし実物が完成した時はやっぱりあがります。達成感ではナンバーワン!

◆オフラインマーダーミステリー(店舗公演)

≪作品≫星空のマリス、荒廃のマリス、クリエイターズハイ……など。

メリット:演出ややれることの幅が広く、色々なことが出来るので創ってて楽しい。

専用の場所を使って公演するので、照明や音楽はもちろん、GMさんの動きなど細かな演出が出来るし、小物とかも用意できてうれしい。

デメリット:まず店舗に卸して貰うのが大変。

【店舗公演のオフラインマーダーミステリー総括】

何度も同じ公演をまわすので、まずひとつのシナリオにかけられる予算が多く取れます。なので、出来ることが増えてとても楽しいですね。店舗に卸すルートが分かりにくいですが、意外と店舗用シナリオ創ったのでテストプレイして下さい!と突撃すればどこでも快く受け入れてくれると思います。持ち込み大歓迎!

◆オフラインマーダーミステリー(周遊)

≪作品≫ミチナキミチデツナガルボクラ。

・メリット:キャパシティーが実質∞!

オフライン最大のデメリットである、会場キャパ問題。そいつを解決してくれる謎の存在です。最初作る事になったときは、歩くの面倒くさい!って気持ちだったのですが実際やってみると、歩きながら会話するって何か素敵。

・デメリット:疲れる。

イバラユーギのアクションポイントはかなり少ないのですぐ疲れます。

【周遊のオフラインマーダーミステリー総括】

歩くのって意外と悪くねぇな……へへ。って思いました。会場キャパ問題も解決……は、されていないですが、1日で1店舗19公演できたり、常駐シナリオとしても置けたりと、可能性の塊です。マーダーミステリー店舗はとりあえずひとつ創ったらいいのでは?と思うくらい。

◆オフラインマーダーミステリー(ホール型)

≪作品≫タイトル未発表。

メリット:1公演でたくさんのお客さんに遊んで貰える。

1公演、7人×8席=56人、1日3公演するので、なんと168人のプレイヤーに遊んで貰えます。

デメリット:店舗公演と比べ、没入感が減る。

謎解きなどもそうですが、没入感は当然減ります。コラボものをホール型にする傾向が多いですね。いっきにたくさんのお客様に遊んで貰えるのが特徴。

【ホール型のオフラインマーダーミステリー総括】

コラボなど他の部分にお金がかかるものを自分たちだけで回収したければ、ホール型にするしかないとは思います。ひぐらしなどは、全国展開することでそこをクリアしていますね。没入感が落ちるとはいいましたが、ライブなどでもそうですが、同じ目的でたくさんの人が集まるのは、それだけで素敵でもあります。なにごとも一長一短なのです。

◆まとめ

新しいことが好きで色々なものにチャレンジしたい!って性質のイバラユーギは、新しいことをしまくっているので、それぞれに感じたメリットやデメリットを簡単にまとめてみました。

参考に……なるかは分かりませんが、これから創る人やこれからも創る人たちに少しでも役に立てばうれしいです。

マーダーミステリーで稼いだお金で更にクオリティの高いマーダーミステリーを創るという永久機関を目指しているので、最終的には1億くらいかけたマーダーミステリーを創りたいですね~。

おわり。