いくら稼げるの!?マーダーミステリー!?2024


【いくら稼げるの!?マーダーミステリー!?2024】

はじめまして。イバラユーギと申します。

「マーダーミステリー」と呼ばれる、とても面白いゲームを作ったり遊んだりしています。

「無料マーダーミステリー」一覧

今回のテーマは、

「いくら稼げるの!?マーダーミステリー!?2024」

まず、簡単に自己紹介させて頂きます。

イバラユーギ。2019年11月4日からマーダーミステリー制作の活動開始。

マーダーミステリー制作数50個。(年間12~15個制作)

大阪マーダーミステリー専門店NAGAKUTSUオーナー。

……まとめると、

「マーダーミステリーバカ」

です。

5月は決算月なので、去年に続き「いくら稼げるの!?マーダーミステリー!?2024」を書きます。

まず、前提条件として、マーダーミステリーを創ってどうやってお金を貰うのか?という話からはじめます。

イバラユーギには「どうせ創るなら、お金がちゃんとクリエイターに入った方が良い!」という個人的な考えがあるので、

クリエイターの方が営業するにあたっての参考にもなるように、分かりやすく書くので、もし良ければどうぞ。

■店舗公演型シナリオ

全国各地に少しずつ増えているマーダーミステリー専門店、そこで公演されているマーダーミステリーは、もちろん作者にお金が入ります。

ライセンス契約形式(1公演行われるごとに制作者○○円支払わられる形式)と買い切り形式(一度お金を払うと何回でも公演できるが、金額が高額)の2種類の形式があります。

例えば、季節のマーダーミステリーは、1公演ごとに25%のライセンス契約です。公演価格が4000円×7人×25%なので、1公演/7000円ですね。

⇩営業用参考画像⇩

この価格は、これまでのマーダーミステリーよりも低めの価格に設定しています。低めの価格に設定した理由は、イバラユーギは店舗運営もしているので、店舗を成り立てる上で、もう少し価格を下げる必要性を感じたので「まずは自分から下げよう!」と考え下げました。

まあ、そんな感じで、1公演されるごとに、作者にお金を払われるって形式がライセンス契約です。店舗シナリオはこの形式で契約されている作者さんが多いですね。

ライセンス契約形式の良いところは、店舗側としてもリスクが低く契約しやすい。(例えば、買い切り形式だと、シナリオの人気が出なかったときに大損する)クリエイター側としても、自分の作品が評価されればされるほど売上が立つので、シナリオクオリティを上げるモチベーションに繋がる。って部分です。

ただ、少人数(6人以下)のシナリオだと、1公演あたりの売上が下がってライセンスを払える枠が減る(例えば、7人用だと28000円の売上から7000円払っても、店舗に21000円残るけど、5人用だと20000円の売上しか上がらないので、店舗側がライセンスを払うのが苦しい)ので、ライセンスではなく買い切りという形の方が店舗側は扱いやすいです。6人以下のシナリオを営業する場合は、買い切りで提案すると売りやすいです。

あと、買い切りだと、売上を度外視して公演が打てる(例えば、初心者限定!2000円で遊べます!などのキャンペーンでシナリオが使用できる)ので、

シナリオ自体を広めるとか、自分(作者)の名前を広めるとかを狙って、買い切りから営業をかけるのもアリです。シナリオの方向性から色々な売り方を考えるってのも、マーダーミステリー制作の楽しい部分ですね。

■オンラインシナリオ

BOOTHでデータ販売されているシナリオですね。

これは、BOOTHの手数料が引かれるだけで売れたらそのまま作者にお金が入ります。

BOOTHで販売しているクリエイターはとてもたくさんいるので、細かい説明は不要ですね。

■パッケージ・グッズなど

パッケージやグッズなどは原価計算が必要で、分かりにくい(面倒くさい)ので、今回のクリエイターとしての売上には加えていません。

パッケージでしっかりとした売上をあげるのは、流通の面や制作費・時間の問題から現状とても難しいと考えています。(そもそも、個人でパッケージを創るのが大変でした!)

ただ、手元に物が残るのは、やっぱり素敵ではあります。

―――。

という訳で、今回、クリエイター編として発表する売上は、「店舗公演型シナリオの売上」と「オンラインシナリオの売上」の2点のみに絞ります!

それでは、令和5年5月~令和6年4月までの、全売上(実際に口座に入金された金額)を公開します!

令和5年5月:¥1,610,218

令和5年6月:¥1,353,009

令和5年7月:¥2,628,719

令和5年8月:¥1,187,992

令和5年9月:¥1,007,770

令和5年10月:¥1,303,240

令和5年11月:¥913,643

令和5年12月:¥1,406,484

令和6年1月:¥959,318

令和6年2月:¥775,182

令和6年3月:¥1,304,271

令和6年4月:¥756,346

令和5年5月~令和6年4月合計は……。

15,206,192円

でした。

【まとめ】

余談ですが、これまでの売上もまとめておきます。

初年度の売り上げは、2,873,541円

二年目は、8,079,514円

三年目は、16,104,536円

実は、3年目よりも少しクリエイターとしての売上が落ちています。これは単純に、他の部分に時間をかなり使った(店舗の工事や、イベント関連)ので、広く見ると下がってはいないんですが、

単純にクリエイターとしても上がり続けたいので反省です。来年は頑張ります!

現状のマーダーミステリ―は市場規模から考えても、1発で1億円!みたいなことは難しいです。(もちろん、未来は分からないですが!)

ただ、今まで創ったものがストックされていき、昔のものも売れ続けることが特徴で、例えば4年前に制作した「星空のマリス」「荒廃のマリス」は今でも一線で活躍してくれています。

完成させたシナリオは、賞味期限も無くて、在庫リスクもないので、少しずつでも何も手をかけずに自動でずっと売上を出してくれます。

要するに、努力がちゃんと返って来る仕事だと思っています。

「コンスタントに作品を創り続けること」は、現状マーダーミステリー制作でご飯を食べるのに必須な能力なのかもしれません。

ただ、「自分でゲームマスターが出来る!」ってパターンの人はまた別で、このタイプの人は、クリエイターというよりもアーティストに近いと思っています。

自分でゲームマスターが出来る方は、たくさん制作しなくても成り立つので、まずは自分がクリエイタータイプなのかアーティストタイプなのか見極めることも大事かもですね。

ちなみにイバラユーギはホスピタリティが皆無(というかマイナス)なのでゲームマスターはまったく出来ません!!

売上などを公開することは普通はためらうことだと思いますが、見てくれた人が何かの足しになればいいなと考えています。

これを見て、マーダーミステリーを創ってくれる人がもっと増えれば良いし「マーダーミステリー制作、夢があるな!」って思える程度には稼げるように、もっと頑張りたいです。

マーダーミステリ―は、はじまって4~5年しか経っていない新しい文化ですが、今のところずっと伸び続けています。

これは主観ですが、この遊びで得られる感情の代用品が思いつかないので、しばらくはずっと伸び続けると予想しています。

いっぱいマーダーミステリーを遊びたいので、マーダーミステリーでちゃんとお金を稼げる環境が整っていくと嬉しいですね。

最後に、宣伝です。

この記事を読んで、マーダーミステリー制作をはじめたり、本格的にやろうと思った方!

イバラユーギは大阪で「NAGAKUTSU」というマーダーミステリー専門店の店舗運営もしているので、面白いマーダーミステリーを常にお待ちしています!

おわり。