【説明文】
はじめまして。イバラユーギと申します。
「マーダーミステリー」と呼ばれる、とても面白いゲームを作ったり遊んだりしています。
マーダーミステリーとは?
という説明を、マーダーミステリーを公演する際は必ずしなければなりません。
イバラユーギのマーダーミステリーとは?の歴史を紹介します。
◆2020年3月
まず、最初に。
マーダーミステリーゲームとは?
1980年代「歌う」という行為は一部の歌唱力がある人にのみ許された敷居の高い事でした。
それを変えたのが「カラオケボックス」、今でいうところのジャンカラやビックエコーみたいなやつですね。
1992年頃から、それらカラオケボックスが全国にいっきに広まり、今では学生やサラリーマン、老若男女が気軽に「歌える」ようになりました。
歌う事の敷居が、さがったのです。
さて、話をマーダーミステリーに戻しましょう。
「演じる」という行為は、恥ずかしくて難しくて敷居の高い事だと思われています。
実際、自分も苦手です。
マーダーミステリーというゲームでは、人が死んだり、物が盗まれたり、まったく別の何かだったり、まあ、おそらく何かしらの事件が起きます。
その事件に関わったキャラクターを、みなさんにそれぞれ演じて貰います。
「演じる」と言いましても、そのキャラクターになりきる!といった難しいものではありません。
例えば、カラオケで歌うときに、歌手になりきって歌わなくても良いみたいに。
自分のやりやすいように、自分がこのキャラクターだったらどうするかな?
そのくらいの軽い気持ちで遊んで頂けたらなと思います。
カラオケボックスが歌う事の敷居をさげたように。
マーダーミステリーゲームが、演じる事の敷居をさげてくれるでしょう。
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というのが、2020年3月頃に使っていたマーダーミステリーとは?の説明文です。
イバラユーギ的にはとても気に入っているのですが、聞いているお客さんが「何かピンとこないな」といった雰囲気が多かったので、消えてなくなりました。
カラオケの例えは、かなり分かりやすいと思っているんですよね。
「ちょっとカラオケいこうぜ~」って気軽に歌手になれるんですよ。
「ちょっとマダミスいこうぜ~」って気軽に役者になれるようにしたいですね。
まだ「気軽に」って部分は遠いけど、叶えたい目標のひとつでもあります。
◆2020年9月
・マーダーミステリーとは?
マーダーミステリーというゲームでは、人が死んだり、物が盗まれたり、まったく別の何かだったり、まあ、おそらく何かしらの事件が起きます。
その事件に関わったキャラクターを、みなさんにそれぞれ演じて貰います。
「演じる」と言いましても、そのキャラクターになりきる!といった難しいものではありません。
自分のやりやすいように、自分がこのキャラクターだったらどうするかな?
そのくらいの軽い気持ちで遊んで頂けたらなと思います。
また、マーダーミステリーは一度しか遊べないゲームです。そのため、ゲームを最大限に楽しんで頂きたく、いくつかの注意事項を守ってください。
ひとつ、メタ的な発言をできるだけしない。
メタとは、簡単に言えば「作品に登場する情報以外で推理する」ことです。
例えば、
「GMへの質問が多いから犯人だ!」とか「キャラクターシートを読むのに時間がかかっていたから犯人だ!」
といった推理で決めつけることです。
こういった推理を頭に思い浮かべてしまうこと自体は仕方ないことですが、これらを元に他のプレイヤーに推理として発言すると、ゲームの楽しみを損ないますので、できる限り自分の頭の中に留めておきましょう。
また、キャラクターシートに書いてある情報をそのまま読み上げる行為もできる限り避けましょう。
キャラクターシートの記載は、あなたたちの記憶です。
「ここに書いてある!」などの発言も、できる限り自分の言葉に落とし込み、他の人に伝えると良いでしょう。
ふたつ、感情的にならない。
マーダーミステリーでは、嘘をつく必要がある以上、どうしても疑ったり疑われたりすることがあります。
あくまでゲーム上の行為であることをお互いに理解し、大声を出したり、怒鳴ったり、頭ごなしに否定したりしないように意識してみましょう。
もし演技で大声を出すことがあっても、それが演技かどうかは他の人には伝わらず、嫌な気持ちにさせるかもしれません。演技で大声をだしますね、と前置きしてあげると親切です。
さいごに、楽しむこと。
メタ発言をしない!とか感情的にならない!とか禁止事項ばかり並べられて堅苦しく感じるかもしれませんが、これらは全て楽しむためのアドバイスです。
敵対したり、疑ったり疑われたりするかもしれませんし、自分の行動を省みて失敗した!と思うこともあるかもしれません。
けど、マーダーミステリーに失敗なんてありません。ぜんぶ含めて、みなさんで、一度しかない、他とは違う、「ひとつの物語」なのです。
同じ物語を創り上げる仲間同士、楽しみましょう!
――――――――――――――――――――――――――――――――
現在使っているもののほぼ同じですね。
鬼哭館の殺人事件の説明文を参考にしたものです。(作者のシグレさんには参考にさせて下さい!とお願いしています)
マーダーミステリーに失敗なんてありません。
って言葉がお気に入りで、イバラユーギの持っているマーダーミステリーに対してのスタンスが、ほぼ全てこの言葉に集約されていると言っても過言ではありません。
◆まとめ
マーダーミステリーとは?の説明って、色々なものがありますよね。
それこそ作者の数だけ説明文が存在すると思っています。
個人的には「人狼とTRPGと謎解きをかけあわせたようなゲーム」って方向性の説明は好きじゃなくて(あくまで個人的には、です)
マーダーミステリーと出会うまで、人狼もTRPGも謎解きもやったこと無かった人間なので、大前提としてその説明されても全然意味が分からない、ってのがあります。
マーダーミステリーとは?を書く時って、お客さんやプレイヤーなど自分以外の誰かに説明する時なので、内容が理解出来るものにしなければいけないんですよね。
もし、自分にしか理解できなくていいよ!って言われたら、どうするんだろう?と、ふと考えたので、客が全員イバラユーギだったら刺さる文章を書いてみます。
◆自分しか理解出来ない「マーダーミステリーとは?」
マーダーミステリーとは?
多種多様な趣味やエンタメが存在する中、我々は、マーダーミステリーを選びました。マーダーミステリーとは、どのような遊びなのでしょうか?
お金払って座っていたら映像が流れ楽しませてくれる。自分から何もしなくても黙ってたら感動を得られる。そんなエンタメもたくさんある中、わざわざ自分からアクションを起さなければ楽しくならない遊びを何故しているのでしょうか?
答えは簡単です。一緒にエンタメ空間を作り出す。全員で楽しいを創る。
その快感が忘れられなくなってしまったからです。
自分たちの会話や行動で、どれだけ最高の物語を創り上げられるか?
楽しいは与えられるものでは無く、自ら取りにいくものなのです。
だから、安心して下さい。
はじめましての方もいらっしゃるかもしれませんが、ここにいるのは全員、楽しいに飢えた獣たちです。
マーダーミステリーに失敗なんてありません。あなたが失敗したと思っている結果も、物語の一部として昇華させましょう。
それでは、獣たちよ。マーダーミステリーをはじめましょう!
なんだこれ?おわり。